特性要因図とは・ヒヤリハット事例分析に有効な技法




特性要因図(fishbone diagram)とは、特性及びそれに影響する様々な要因の関係を系統的・階層的に整理した図をいいます。
日本の品質管理の父、品質管理の先駆者である石川馨東京大学名誉教授が考案したものです。

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特性要因図を使う目的

特性要因図は、簡単に言えば、結果とその結果をもたらす原因とを整理するために用いられる図です。
ある問題(特性)とそれに関係する発生原因(要因)を調査するため、問題と発生原因と考えられる事柄とを矢印によって接続した図です。

特性要因図の目的は、未発生のまたは既に発生した問題について、原因と結果の関係をわかりやすく示すことです。
特性要因図は、問題としている特性(結果)とその特性に影響を与えていると思える要因(原因)を魚の骨のような系統図で表します。

トラブルを解決するためには、結果と原因の因果関係を明らかにして、結果をもたらす原因への対策が必要です。
トラブルにつながる数多くの要因を系統的に図示しておけば、対応策を策定する際に地図の役割を果たしてくれます。

そのため、特性要因図は、トラブルの予防またはトラブルの解決を検討する場において、特に有効な手法です。

特性要因図の別名は多い

特性要因図は、様々な別の名称でも呼ばれています。

1 役割に着目したもの

ある問題(特性)とそれに関係する発生原因(要因)を調査するため、問題と発生原因と考えられる事柄とを矢印によって接続した図という、役割に着目した名称があります。

  • 特性要因図
  • 要因関連図
  • 原因-結果チャート
  • 因果関係図
  • 要因特性図

2 形状に着目したもの

図の形式が魚の骨(fishbone)の形に似ていることから、それにちなんだ名称も多くあります。

  • 魚の骨
  • 魚の骨図
  • 魚骨図
  • フィッシュボーン図
  • フィッシュボーンチャート(fishbone chart)
  • フィッシュボーンダイアグラム(fishbone diagram)

3 考案者、石川馨氏にちなんだもの

日本の品質管理の父、品質管理の先駆者である石川馨東京大学名誉教授にちなんで呼ばれることもあります。

  • イシカワ・ダイアグラム(ishikawa diagram)

4 英語での名称

  • cause and effect diagram
  • fishbone diagram
  • ishikawa diagram

特性要因図の分類

特性要因図は、作成目的によって二つに大別されます。

未発生の問題を予防することを目的に、管理を必要とする要因をすべて列挙した管理用特性要因図と、現に発生した問題について、影響の強い要因及び問題と主要因の因果関係を明確にすることを目的に、データ(特徴)を収集して推定された要因を列挙した解析用特性要因図です。

特性要因図は「QC7つ道具」の一つ

フィッシュボーン図は、「QC7つ道具」の一つとしても知られています。
ちなみに、「QC七つ道具」とは、(1)特性要因図、(2)チェックシート、(3)ヒストグラム、(4)散布図、(5)パレート図、(6)グラフ ・管理図、(7)層別をいいます。

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